スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

猫夜話~nekoyawa~ 2度目のさよなら

中学生の時出会った、キジトラ模様の女の子の猫、チビとは2度お別れを経験した。

1度目は高校卒業して一人暮らしを始めた時。
チビはいつものように、私の姿が見えなくなるまでお見送りしてくれた。

しばらくして帰省した時、バス停で一番真っ先にお出迎えをしてくれたのがチビだった。
忠犬ハチ公のように毎日待っていたのか?
疑問に思うと同時に申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが複雑に混じりあったままで一緒にチビと並んで実家まで歩いた。

父に尋ねると「そんなことはない」「偶然だろう」と一笑された。
そうか、ただの偶然だったんだ。
久しぶりに、チビの満ち足りた寝顔を横目で見ながらちょっと残念な気持ちにかられた。

ところが、それから帰省する度にチビはバス停で出迎えてくれた。
いつしか、チビと並んで歩くのが楽しみになっていた。

そして一人暮らしにも慣れた頃、久々に蒸し暑い夏の日
窓を開けると心地よい夜風と共に目の前の公園からは花火を楽しむ子供たちの声、車の雑音さえも一人の静かな夜には心地よい音に感じていた。

チビは今頃どうしているんだろう・・・
今度の週末、会いに行こうかな・・
そんな事をとりとめもなく考えていた

やがて夜も静けさを取り戻し、全てが静寂に包まれた頃、聞きなれた猫の声が耳に飛び込んできた。

「にゃおん」

空耳かと聞き流したその時、

「にゃおん」

はっきりと、チビの声を聞いた。

声がしたベランダに目をやると月明かりがカーテンに猫の影を映していた。

「まさか!?」

慌ててベランダに駆け寄り、カーテンを開け、あたりを見回す
しかし、チビはいるはずもなかった。

「やっぱり空耳か・・」

と部屋に戻った瞬間に電話が鳴った。

「チビがね・・・さっき息を引き取ったよ・・」

・・・・

そうか、お別れを言いに来てくれたんだね
今までありがとう、チビ
そして最後まで待たせてばかりでごめんね。

月が白く浮かぶ、朝の澄みきった空を見上げて、つぶやいた。

今でも忘れない不思議な猫との思い出

2010-6-25-1.jpg



人気ブログランキングへ

本日の一言・・・週末のつれづれ話、長文にお付き合いありがとうございます。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

(T_T)

うーーーー、朝から涙ナミダ…、
そうやって挨拶にくる子、いるんですね…。
あ、でもうちでも「なんかいつもとテンション違って、
やたら甘えてくるなぁ」と思ったら、次の日…とか
ありましたねぇ…
きっとそれだけririsさんを愛してたんでしょうね。
バス停へのお迎えも、きっと分かってたんだろうと思いますよ。
猫って薄情なように思われがちだけど、
けっしてそんなことない!!!と私は思います。
猫に愛されるって、幸せなことですね。

No title

切ない話ですね 最近猫を飼い始めてから道路で轢かれてる猫をみたりすると凄く悲しい気持ちになります
キジトラチビちゃんは最後に会いに来てくれたんですね。
ririsさんは会えなかったけど家族の方に最後を看取ってもらえてチビちゃんも幸せだったでしょうね

大好きだったんですね。

素敵なお話ですね。
チビちゃんは大好きなririsさんに会って、
ちゃんとお別れがしたかったんでしょうね。
離れていても、お互いに
気持ちでは繋がっていたんですね。
だから、バス停へも迎えに行けたんですね。
すごいなぁ・・・読んでいて涙がこぼれました。
きっと、幸せな生涯だったと思います。
そんなririsさんと暮らせて
今のニャンコちゃん達も幸せですね。

No title

じ~んときました(T_T)
チビちゃんとririsさん、心が通じ合っていたんですね。
忘れなければ、猫はいつまでも生きています。
いつも一緒に月を見上げているのではないかしら?

No title

私もririsさんの気持ちわかります
前の子は私が仕事から帰るまで待っていてくれました
そして私に抱かれながら息を引き取りました
徐々に冷たくなる子の体温を感じながら泣きじゃくりましたが
今はその子にありがとうと言いたいです

No title

チビちゃん、ririsさんのことが大好きだったんですね。
今、チビちゃんはいつでもririsさんの側にいて見守ってくれてるでしょうねぇ( *゜ー゜)
もうさよならはないね…
大好きな人といつも一緒にいられるもんねっ
良かったね♪ チビちゃん( *゜ー゜)

コメントありがとうございます♪

>>おとまめさんへ
朝から泣かせてしまってごめんなさい。
猫って不思議だなぁって強く実感したのはチビの件が初めてでした。
猫って決して薄情ではないと私も思っています。
たぶん猫と暮らした方ならそんなことない!って思うのではないでしょうか?
うん、猫に愛されるなんて申し訳ないような嬉しいような・・。きっと幸せなんだけど、その分与えられているのか自分で自分を省みたりしております。
>>rokurokuさんへ
チビは最後まで看取る事、一緒にいる事ができなくて今でもちょっと思い出すと切ないコなんです。
rokurokuさんに幸せと言ってもらえてちょっと心のつかえがとれました。ありがとうございます。
>>necomammaさんへ
いつもバス停で待っていてくれるのが本当に不思議なコで、2度目のお別れの時も幻をみたのか?と今でも不思議な思いにかられる事があります。
猫を始め動物って無垢だから、そんなに慕われる資格が自分にはあるのかなぁって日々自問自答の繰り返し。
幸せだなって思っていてくれたら、とっても嬉しいです。
>>nyakotomoさんへ
「忘れなければ、いつまでも生きている」
素敵な言葉です。
今度見る月はいつもと違ってみえそうです。
ありがとうございます。
>>お館さんへ
大好きなお館さんの腕の中で最後を迎えられた事、きっととっても幸せだったと思います。
一緒に暮らしているコとのお別れは後悔と自責の念ばかりが先立ちますが、一緒に過ごした日々はかけがえのない思い出ばかりで私も見送ったコには感謝の気持ちでいっぱいです。
>>あさきさんへ
実はチビ以外にも見送ったコがおりますが、どのコも最後は奇跡に近い思い出を残していってくれました。
今はそばで見守ってくれているのかな?
もしそうだったら私はすごく幸せ者ですね。
プロフィール

ririth

Author:ririth
我が家の傾奇者軍団、コロスケ、スゥ、小力、かっつんの日記

コメント歓迎します!
赤ちゃん言葉(でちゅ、まちゅ、ねんね等)は苦手ですのでご理解よろしくお願いします。ブログ、HPをお持ちの方はURL残して頂けましたらのちほど遊びに伺いますのでよろしくお願いします♪


写真、画像、イラスト、文章の著作権は管理人ririthにあります。
画像の無断転載は個人で楽しむ以外はご遠慮ください。

カテゴリ
最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
FC2カウンター
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

お気に入り猫本
個人的に好きな猫関連本です
どんな飼育書よりも参考になりました。

私の好きなブログから発売された書籍です





ネコとヒト紹介
ニャンタ

名前:ニャンタ
享年11歳:初代にゃろご軍団隊長

コロスケ

名前:コロスケ
2004/8月頃の生まれ:2代目にゃろご軍団隊長・・・・の自覚はあまりない。天真爛漫のほげほげぼっちゃん

スゥ

名前:スゥ
2005/9月頃の生まれ:特技はオトウやんのストーカー。趣味:オトウやんのおっかけ。

小力

名前:小力
2006/4/1生まれ:身体はデカイが気は小さい平和主義者。

かつじさん

名前:かつぼん(かつじさん)
2007/1/30生まれ:窓辺の妄想系カラスハンター。甘噛みって何ですか?


ヒトたち

ヒト達

riris(オカアやん、オバちゃん)天の邪鬼な団塊ジュニア。でも親は団塊世代ではなかったりする。
ネコ好きが高じてネコ化している疑いあり


オトウやん:ririsの夫。隠れ陶芸家。見かけはゴルゴ、中身は天然。


ニィちゃん:ゆとり世代なririsの息子。遅れてきた反抗期を満喫中♪ネコらに群がられる不思議なヒト

リンク
検索フォーム
すネ子のひとこと占い
殿様とトラ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

RSSリンクの表示
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。